丹生都比賣神社⇒高野山 金堂【秋季結縁灌頂(けちえんかんじょう)】2018.10.01 ①
2018年10月1日(月)
高野山で開催される秋季金剛界結縁灌頂(しゅうきこんごうかいけちえんかんじょう)に参加するために高野山を訪れることになっていました。
その前に、旦那さんから『少し早めに出て丹生都比賣神社(にうつひめじんじゃ)に参拝してから高野山に入ろう』という提案がありました。
私も以前から丹生都比賣神社に行きたいと思いながらも、長らくずっとそのままになっていたので、ちょうどいい機会かなと思い、早めに出て先に訪れることにしました。
前日台風のためどうなるか・・・・・・というのはありましたが、車を安全な場所に待避させていたので早朝に取りに行き、そのまま出発しました。
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紀伊国一宮
丹生都比賣神社
〔にうつひめじんじゃ/にふつひめじんじゃ〕
御祭神
第一殿 丹生都比売大神 にうつひめのおおかみ
(丹生明神) にうみょうじん
第二殿 高野御子大神 たかのみこのおおかみ
(狩場明神) かりばみょうじん
第三殿 大食都比売大神 おおげつひめのおおかみ
(氣比明神) けひみょうじん
第四殿 市杵島比売大神 いちきしまひめのおおかみ
(厳島明神) いつくしまみょうじん
若 宮 行勝上人 ぎょうしょうしょうにん
境内社 佐波神社 さわじんじゃ
お天氣、台風一過で晴れでした。
快晴!とまではいかないものの、雲の合間から太陽が覗いていました。
こちらの美しい輪橋は淀君が寄進したものなんですって。
普通は両横が池になっているので横から眺めることはなかなかできないのですが、こちらは横が通れるようになっています。
この通路の横にはあずま舎があるので、そこから眺めることもできます。
すごく太陽の光が射し込んで綺麗でした。
ちょうど写真を撮ろうとすると晴れ間になって日が射し込んでくれるのです。
『丹生大明神祝詞(にうだいみょうじんのりと)』によれば、丹生都比賣大神は天照大御神の妹神の稚日女命(わかひるめのみこと)とされ、天照大御神の妹姫とされますので、日とはご縁の深い存在です。
御神力を発揮して助けてくださったのかもしれないですね。
丹生都比賣神社では、楼門から4つの本殿に向かってお参りします。
御祈祷なども楼門の下のスペースで執り行われるようです。
ちょうど日が射して朱塗りの楼門内部が蜜柑色に~とても綺麗!
訪れたのはちょうど10時頃でした。
台風一過のため、空氣もとても清浄でした。
社号標の横のお家の方がお片付けをされていたので少しお話ししました。
台風は22号の時に比べれば全然マシで、被害はそれほどでもなかったそうなのですが、この台風で境内にあった大きな御神木が倒れたのだそうです。
度重なる台風で弱っていたのでしょうね。
樹齢がかなり古いので、人間が骨粗鬆症になるみたいに中が空洞化してしまっていたために脆かったのかもしれない・・・・・・と仰っていました。
本当に中が空洞に・・・・・中がこれほど空洞化しているなんて、倒れてビックリだったのでしょうね。
この御神木のすぐ横には社務所があります。
これだけの大木が倒れてそれほどで被害が出なかったのも、ある意味で凄いことです。
境内にある佐波神社は小さなお社なのですが、土台の石組が独特で美しかったです。
この池は鏡池というそうです。
鏡池の中程にとてもとても小さいけれど素敵な佇まいのお社があります。
聞こうと思って忘れてしまったのですが、こういうお祀りの仕方をされているのは弁財天様かなと。
一般的には弁財天様のお社の所には太鼓橋が渡っていますけどね。
本殿の第四殿にも市杵島比売大神(いちきしまひめのおおかみ)がいらっしゃいますので、勝手にそうかなと思っただけですけどね。
水の流れのある所は清々しくていいですね。
緑はとても綺麗・・・・・・雨に洗われると美しいですね。
台風の雨の影響で足元がかなりぬかるんでいました。
こちら光明真言曼陀羅碑に何故かとても惹かれるものがありました。
写真を撮るのを忘れたのですが、光明真言曼陀羅碑と大峯修験者の碑の横には脇ノ宿石厨子(わきのしゅくいしずし)があります。
こちらの内部には葛城修験の御本尊「役の行者」の石像が安置されているのだそうです。
役行者・・・・・・どこにもたくさんの伝説を残しているので、当たり前に遭遇しやすいのだけど、知らないで行った所で役行者の足跡を発見・・・・・・ってことが本当に多いです。
丹生都比賣神社は神仏習合はじまりの社。
密教の根本道場として開基する場を探していた弘法大師 空海が、白と黒の犬を従えた狩野明神(高野明神)と出逢い、狩場明神により丹生都比賣神社に導かれた空海が丹生明神に高野山を授けられたという伝承があります。
また、唐に渡っていた時には唐の高僧「恵果阿闍梨(けいかあじゃり)」から僅か8ヶ月で密教のすべての奥義を授けられた後、『遍照金剛』の名を与えられ第八祖に空海を指名されました。
唐から帰国する前に【密教の根本道場となるに相応しい土地に届くように】という意図のもと日本に向けて三鈷杵を投げ、帰国して高野山の松の木に引っ掛かっていた三鈷杵を見つけた・・・・・・という話も。
いずれにしても、高野山の中心である壇上伽藍には山麓の天野大社(丹生都比賣神社)から丹生明神と高野明神(狩場明神)の二神が地主神として勧請され高野山の鎮守としてお祀りされています。
現在、社殿は三つあり、一宮は丹生明神、二宮は高野明神(狩場明神)、三宮は十二王子・百二十伴神がお祀りされています。
こういった経緯から、高野山入る前には、まずは丹生都比賣神社に行きご挨拶してから高野山に詣でるというのが正式な流れであったようですね。
こういうことはブログを書くにあたって調べていて知ったことなので、行く時にはまったく知らなかったのですが、思いのままの行動が自然と流れに沿っていたのですね。
よかった・・・・・・。
空海は四国香川出身。
役行者つながりなどから空海の影がちらほら・・・・・・他にも何かしらちらちら。
空海の密教的な世界観は、僭越ながら自分たちが捉えている宇宙の感覚と近い様に感じますし、シンパシーを感じます。
今は時代がそういうことを感じやすいですが、こんな大昔にすべてを達観し感得していた大天才。
その足跡に導かれて触れることが出来ることは、とても幸せなことなのかもしれません。
ひとつの記事にまとめたかったのだけど、写真の分量が多いのでどうやら無理みたい(汗)
なので続きます。
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