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フランス・ルルドの泉へと誘われ 〈序〉

 

 

 

 


これはかなり前からの感覚なのですが、もはや自分が移動しているという感覚がほとんどなくなっています。

自分が移動しているのではなく、周りの風景が移動している…という感覚。

なので、そうなる前との疲れ方は全然違います。

どんなに遠くに移動しても、それほど遠くに移動した感覚がしないのです。

今回のフランス・ルルドへの旅も、物理的には非常に遠いはずの距離でありながら、実際の体感は、国内を移動しているのと変わらない感覚なのです。



今や移動が日常となっているから…ということもあるかもしれませんが、
それだけではない体感覚なのです。





かつて…今から2年半ほど前のことになりますが、
富士山の麓、御殿場で開催されたアマゾンのシャーマンを招いて行われたワークショップに参加した時に、この感覚が顕著に現れて、そして氣がついたらその感覚はすっかりと定着していました。



そして、その時に、私たちはすべて愛されていて、何も心配することはないのだとう感覚・・・・・・
それが訳などなく無条件にそうなのだとわかり、すべてを委ね信頼している状態・・・・・・言葉にしてしまうと、何だかとても陳腐な表現になってしまうのだけど、本当にすべてがひとつであり愛だということを体感してしまったのです。

神社への参拝で起こっていることは、すべてがエネルギーの交流だとはっきりとわかったのも、このワークの時でした。



しかしその時には、ワークから帰ってしばらくすると元の状態に戻っていったのですが、
その感覚を一度体験しているので、何かに惑わされそうになっても、一旦落ち着いてその感覚を想い出すと感覚を感じることができるようになってゆきました。

そうして、やがてはそれがとても自然な状態となっていったのです。





その後、しばらく~半年余り経った頃だったと想いますが、
旦那さんのいない日に一人で眠っていて目が覚めた時に突然、宇宙はすべて私の内に在り、私たちは片時も離れたことがない・・・・・・私はいつもいつでも宇宙と共に、宇宙そのものなのだ・・・・・・という感覚が本当に突然やって来るという体験をしました。



こういうのは、いわゆる見性体験というものなのでしょうね。



目覚めや悟りに興味がある方にとってはとても貴重な体験なのだろうけど、
私はどうしてそういうことが自分に起こるのか…ということには興味があるものの、だからそれがどうした?という感覚がとても強かったので、こういう体験も忘れたけど…多分ブログなどでもシェアしていないと想います。





今から約10年程前になりますが、私の母はちょうど5年間の闘病の末に亡くなりました。

最初は足に出来た静脈瘤の手術のために大学病院に入院したのですが、静脈瘤の手術前の血液検査により、膠原病の中でも当時は症例が非常に少ない難病「混合性結合組織病」という病氣を患っていることがわかりました。


 

そのまま引き続き入院することが決まり、半年程の様々な手探りの治療の末に、何とか自宅に帰れる手前まで来た時、細菌の感染により生死を彷徨う体験をし・・・・・・その後の検査で「混合性結合組織病」と血液の癌「悪性リンパ腫」を併発しているとがわかりました。



母のような併発例は今までになかったらしく、一体どの様に治療したらいいものか、
大学病院の医師でもわからず、「混合性結合組織病」を担当している医局と悪性リンパ腫」を担当している医局とが合同で手探り状態で治療を続けたものの、結果的に打つ手がなくなり、「悪性リンパ腫」の担当医局の教授からは匙を投げられもう、どこかのホスピス的な病院に転院して死を待つしか方法はないと告げられました。



私はどうすることもできないので泣きながらホスピスを探しはじめていたのですが、
悪性リンパ腫」の担当医局の別の先生から、『東京の国立がんセンターで行われている最新設備による最先端治療があるので、もし受ける氣があるのならば私が職を辞してでも紹介状を書きます』という先生の熱意ある申し出を受けて、私たち家族は本当に藁をもすがる想いで東京での治療に最後の望みを賭けました。



東京の国立がんセンターでの生体骨髄移植手術のために、手術前の入院、手術中、
そして手術後と合計4ヶ月余り東京で父が母に付き添い、私は週末毎に東京に通うという生活をしていました。

検査の結果、母の姉と骨髄の型がほぼ一致するので移植ができるということになり、生体骨髄移植の手術が行われました。

手術と言っても伯母の骨髄液を抜き取り、母の骨髄液に投与するというものです。

移植すること自体は難しいことではないようでしたが、結局は伯母の骨髄が定着してくれなければ移植自体が意味を為さないということになります。

骨髄移植の結果は不活性でした。



最期の最期まで東京に行ってまで必死に戦った末に…とうとう母への治療の手立てが何もなくなりました。

最先端の病院で医学的なあらゆること、そして人から勧められた健康食品も試しましたが、そのどれもが功を奏することはなく、今は何もできずにただ死にゆく様を受け入れていく・・・・・・それしかできなくなりました。



東京での治療がうまくいかなかったことで「悪性リンパ腫」の担当医局の教授からは『もううちの大学では受け入れることはできない』と宣言されましたが、それでも「混合性結合組織病」の医局の教授がずっと私たち家族を護ってくださっていました。



けれど、ついに大学病院には先端治療の病院では
終末期の患者を置いておくことはできないので・・・・・・転院をしてほしいと言われて、結局は受け入れるしかないので、転院することになりました。

転院したのは母が亡くなる半年程前のことです。

転院する時に、『いつ何が起こるかわからないので、一応覚悟はしておいてください』と告げられていました。

母はもう自分の病がどうすることもできないのだということを受け入れているようで、どこかホッとしているような所もありました。

きっと、この4年半の間、本当に色々なことがあって、ずっと病気と戦ってきたので・・・・・・もう戦わなくてもいいんだと、やっとたくさん着けていた鎧を脱いだような感じでした。



ですから、亡くなるまでの半年間というのは本当に穏やかで時に痛みもあるのですが、
母の心はとても穏やかで、何かを悟ったかのようにも見えました。



母が亡くなる2ヶ月ほど前の3月の末頃のとても春の日差しが穏やかな午後のひと時、
私と母は一緒に空を眺めていました。

病院は谷に面していて、病室はちょうど谷を見下ろす場所にあり、
晴れ渡る空と鮮やかに萌えはじめた緑は、とても印象的な絵のような情景でした。

何も言わずにただただ母と一緒に空と緑を眺めていたその時に、その情景に鳶が春の風に乗り、軽やかに心地よさそうに飛び込んできました。

鳶が絵のような情景に飛び込んできたその時、突如、今までに感じたことのない感覚・・・・・・私が鳶自身になり、そこからブワッとすべての世界へと拡がり解け合ってゆき・・・・・・そしてすべてとなったのです。




その体験の時、私が感じていた時間・・・・・・体感的な時間は本当に悠久かと想うような時間
だったのですが、実際にはほとんど時間は経っていなかった様でした。



こういう体験を言葉にするのはとても難しく・・・・・・必要な時には話しているかもしれませんが、
うまくは伝えられないので今まであまり話したことはないかもしれません。



この頃はいわゆるスピリチュアルとか精神世界という言葉も知識もまったくなくて、自分に一体何が起こったのか…本当にまったくわかりませんでした。

ですが私の内側には在り得ないほどの安心感と混乱とが同時に存在しているような感じでした。



この話は誰にも話すことはありませんでした。

まったく普通の生活をしている人に話したところで誰が理解してくれるでしょうか・・・・・・それがわかっていたので、誰にも相談したり話したりすることはしませんでしたが、この体験から後、そして母の死後、それまでも感じていた不思議な導きをより一層感じることが多くなりました。



今、私がこういった道を歩んでいるのは、すべて母の導きなのだと想っています。

実際、母の病氣がきっかけで自分の内側を感じることをせざるを得なくなったのだし、母の死に際して私ができること…という想いから、丹後にあるお寺へ片道3時間もかけて先祖供養へと通うことになり、そこで旦那さんを紹介されて電撃的に結婚したのですから。





それぞれ違うのですが、こういう体験が今まで大きくは3回ありました。

そして今、その体験の感覚が氣がつけば自然に定着している自分がいます。

見性体験とか、悟りにまったく興味がなかったので、その体験に拘ったりすることがなかったことが幸いでした。

こうした体験が結果的には私の人生をシフトチェンジすることになって来ていることは確かなことではありますが、そういった体験の後に特殊な能力に目覚めたりとか、魂の計画に目覚める…とか、そういうことがなかったのも聖なる存在の計画なのでしょう。

もしそうした体験の中で特別なことが起こっていたとしたら…その体験を再び感じたいと執着していたかもしれません。





前置きが長くなりましたが、今回のフランス・ルルドの泉に呼ばれたということも、自分の中では何か特別な感覚や何かを求めることはありませんでした。

ただ、メッセージを聴いた時に旦那さんと私、お互いが直観的に
これはきっと行くことになるだろうと』とわかったので、行くことをほぼ即決したのでした。



そう、自分の内側の感覚に従った…魂の声を聴いたということです。

誰が何を言ったとしても、魂がYESを出さないことには従いません。

ただ、魂がYESと言っていることに対しては、常に全力で向かってゆく覚悟はしています。



そのメッセージをお伝えくださったのは寿老人さまという、道教の神仙で南極老人星カノープス)の化身とされる中国の伝説上の人物です。

カノープスは全天で太陽を除くとシリウスに次いで2番目に明るい恒星なのだそうです。

他にも告げられたことがあったのですが、そこは割愛して、核心部分だけ概略を言いますと、


 


『他の神々様からおふたりはフランスのルルドの泉に行ってほしいと伝えるように言われています。

私としては中国にいらっしゃい、と本当は言いたい所ですが、今はルルドの地に行くことが必要な

ようで、それはあなたたちおふたりのためでもありますが、あなたたちだけのことではなく、

あなたたちに係わる人たちのためにもなることなのです。ぜひ行ってください。

・・・・・・いや行くことになるでしょう。』


 


という内容のメッセージでした。



こんなことを言われたからといって、フランスに行くことを決めるなんて…そう決めることができることがすごいことで普通は決められないことだ、とある人から言われました。

・・・・・・確かにそうかもしれませんね。



いわゆる普通の感覚をお持ちの方からすれば、こんなクレイジーな話はないでしょう。



フランス・ルルドに行くということは、物理的に私たちふたりが移動しなくてはならないので、移動距離も相当な上に多額の
渡航滞在費用が必要となることですから。

しかも・・・・・・行ったからといって何が起こるのか、起こらないかもわからない、何の保障もないことです。

『今回のミッションは何ですか?』ととある方から聞かれましたが、
その問いに対して論理的に明確に答えることはできませんでした。

何の保障もないことですが、聖なる存在の恩寵を信じる自分自身の選択に迷いはありませんでした。



そうして心を決めたものの、決めた時には渡航滞在費用のあてなんてまったくありませんでした。

でも、行くことが必要なのであれば必ず必要なものはやってくるはずだ!という訳もない確信的な氣持ちはあって、それが揺らぐことは一切ありませんでした。

そうしたら、心を決めてから程なくして靈氣ヒーリングのアチューンメントを受けたいと申し出てくれる人が幾人も現れてきました。

私からは何も宣伝もしていないのに・・・・・・です。

それに行くと決めてそれをお話しすると、私たちが渡航するために応援をしたい・・・・・・と、お心づけを下さる方まで現れたり・・・・・・驚くほどのスピードでこういうことが起こりました。

行くと宣言したのが7月はじめで、行くための資金の目処がおおよそ立ったのが7月中旬・・・・・・と、ほぼ2週間ほどの間に行くための資金がすべて整ったのです。

本当に驚くほどのスピードで、周囲の方々に助けられ支えられて今回の渡航が実現したのでした。



ですから、寿老人さまがおっしゃっているように、
自分たちのためであって自分たちのためでない・・・・・・そういう感覚は常にありました。

まず自分たちがルルドに行き、そこで満喫すること楽しむことは必須です。

自分が目いっぱい楽しんで満喫すれば、
それは即ち周りの応援してくださる方のためにもなるのだ、ということが今回の旅でよくわかりました。

ミッションが何か?と聞かれれば、それは
『自分たちがルルドという地を目いっぱい楽しみ満喫すること』に他ならないのですよね。



色々調べたのですがツアーではとても行けそうにないので、自分たちですべてを計画し予約し、すべて自分たちで対応しなくてはならない・・・・・・
それは海外はツアーや仕事で言葉がわかる人同行でしか体験したことがない私たちにはとてもハードルの高いことです。

英語もほとんど出来ない上に、フランス語など・・・・・・もっとわかる訳がない。

ともかく行ってみて事情がわかれば、今までの経験上、何とかなるとわかっていましたが、フランスに到着してシャルル・ド・ゴール空港から
ルルド行きのTGVの列車が出発するモンパルナス駅までの行き方をどうしようかな・・・・・・と思案していました。

 

すると、7月はじめにはじめて施術に訪れた方がアメリカのジュリアート音楽院の博士課程と研究課程を卒業されているという凄腕のピアニストさんなのですが、その方から、フランスのパリ国立高等音楽・舞踊学校Conservatoire national supérieur de musique etde danse de Parisピアノを専攻している自分の元生徒のピアニストの方がパリに住んでいるので、私たちがフランスに行ったらぜひ迎えに来てもらえるように頼みます!とお願いしてくださったり、英語がほぼネイティブなのでルルドのホテルなどと直接交渉しますよと申し出てくださったりして、その方のお蔭様で本当に何もかも色んなことが驚くほどトントン☆拍子~ものすごいハイスピードで整えられてゆきました。

ルルド滞在のホテルも調べてくださり、私たちが目処をつけたホテルにメールで連絡をして色々と細やかなことまで聞いてくださり、オーナーさんがとてもいい人で対応が素晴らしいので大丈夫だと太鼓判を押してくださったホテルをかなり格安で予約することが出来ました。

もちろん、自分でも色々調べたり予約を取ったりと現実的な努力はしましたよ。

けれどそれ以上に本当にどうしてこんなことが私たちに起こるのだろうか?と想うほどのこと・・・・・・聖なる存在からの恩寵としか想えないようなことがとてもたくさん起こりました。



こうして不思議なご縁に導かれて、
7月中にはすべてが整って準備が出来ている状態になっていました。



これまでの人生でも相当、聖なる存在からの恩寵としか想えない体験をしてきましたが、今回のことは・・・・・・すべてがこれまでの中でも体験したことがない位にすごいスピードで整ったのでした。

すべての出逢いが、不思議なご縁が、聖なる存在を通じてつながり、そして私たちをフランスへと導いて連れて行ってくださったのです。

聖なる存在は、私たちに疑うことのできないほどの圧倒的な体験をさせてくださったのです。

行ってからのこともとても楽しみではありましたが、もうこの時点で私は本当に感動するばかりで、とても満たされた心でフランスに渡航する日を迎えることができたのです。



そして、日程調整をしていて、本当は9月25~26日の出発で考えていたのですが、旦那さんの直観で9月29日出発にしようということに決め、ルルドで丸5日間滞在してから10月6日にフランスを出発して7日に帰国するというプランを考えていました。

ところが…私が航空券の手配をしていて、復路は10月6日フランス発で7日に日本に到着する便を
予約するつもりでいたのに、どうした訳か、予約をしたのが7日フランス発で8日に日本に到着する便で予約をしていました・・・・・・。

最初は焦って、航空会社に変更してもらおうかと想っていましたが、こうなったらせっかくなので1日パリで泊まってから帰国しようということにして、パリでの宿泊を予約することにしました。

そうしたら、そうなった後にフランスで空港まで迎えに来てくださる方が実は整体を受けたいと想っていて、パリで日程に余裕があればぜひお願いしたいという連絡をくださったのです!

そして、その上に、ワンネスで行っていた日本のための21日間の祈りの満願日が9月28日だと知り、その翌日の9月29日に日本を出発して、満月で皆既月食が起こる10月8日に帰国することが、すべてを予約してかなり経ってからわかりました。



これらのことは自分たちで計画してそうなった訳ではなく、すべてそのように整ったのです。

ここに書いてくることだけでも相当ですが、もっと細かいことでも色々と恩寵としか想えないことが起こり、私たちに聖なる存在の導きをありありと体現して見せてくださったのでした。



今回、旅の前に色々な予備知識は入れていかないことにしました。

そして綿密な計画は一切立てずに、ルルドでのすべての時を、その時その時の感覚で動くことにしました。

それも、ルルドもパリも案内してくださった方にも少し呆れられましたが、地球の歩き方的なガイド本を一切持っていっていなくて、ピアノの先生がくださったキリスト教系の学校の発行しているかなりざっくりと書かれているガイド本だけを持って行っていただけでした。

それが実はとてもよかったのですが、それはこれからの旅行記の中で書いてゆきますね。





序章がかなり長くなってしまいましたが、よかったらこれからはじまるフランス・ルルド,パリ旅行記をお読みくださいね。

写真は私はすべてスマホで撮影し、旦那さんはスマホとカメラで撮影しています。

どちらの写真もありますが、とりあえず私の写真でアップしていこうと想っています。

旦那さんの写真も織り交ぜてゆくかもしれません。





 

 

 

 

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に続く☆*゜

 

 

 

 

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